「奥の細道」を懐かしの交通系プリカでめぐってみる(6)
前回の「黒羽」から、今回は現在の宮城県多賀城市が舞台となります。
多賀城跡をおとずれた芭蕉が出土した石碑「壺の碑」について述べた場所です。
芭蕉の歴史に対する博学ぶりがとてもよくわかるところもおもしろいです。
やっと手元に届いたこちらのオレンジカードは、奥の細道をテーマにしたシリーズの一つ。その中に壺の碑のものがありました。
ちぎり絵と書が趣があり、好きなシリーズです。
ところがこの壺の碑。芭蕉さんの時代は多賀城碑=壺の碑といわれてたようですが、
現在の考古学では多賀城碑は本物だけど、壺の碑は全く別物(どうやら青森県から本物っぽい出土)なのがわかってるようです。
芭蕉さん聞いたらがっかりするだろうな・・・(´д`)
歴史や考古学は史料の解明とともに日々進歩する所以ですね。
学生時代に覚えた「いいくに(1192年)作ろう鎌倉幕府」の語呂合わせですら、現在は違うことが判明してがっかりした世代なので、いたく痛感します。(笑
さて、ここからの旅路は 末の松山・塩竃の浦→塩竃神社→
そしていよいよ次回は名所、松島です。
一番カードの数も多いので、記事を書くのも楽しみです。
真贋論争「金印」「多賀城碑」 揺れる古代史像、動かぬ真実は? (推理 邪馬台国と日本神話の謎)
- 作者: 安本美典
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