「奥の細道」を懐かしの交通系プリカでめぐってみる10
平泉を後にし、今回は「尿前の関(しとまえのせき)」からご紹介します。
尿という字がつかわれる地名は珍しい印象ですね。なんでも義経の妻が出産したときに赤子がおしっこをした伝説があり、こんな名称がついてたみたいです。
そしてこの場所で詠まれた芭蕉の句はよくネタにされてる気がします。
「蚤虱 馬の尿する 枕もと」(のみしらみ うまのばりする まくらもと)
なんだか汚い単語のオンパレードですが、旅情があるといえば、あるというか・・・(汗)地名にあやかった洒落もいれているのでしょうね。
鉄道ファンとしては寝台特急で「線路の音する 枕もと」とか詠める旅をいつかしたいものです。(笑)
ちなみに俳句なので当然季語が気になると思いますが、蚤は夏の季語だそうです。
そんな句のカードもシリーズものとはいえ、ちゃんとオレンジカードの絵の題材になっていたのが驚きです。
尿前の関の後は「山刀伐峠」を越え、現在の山形県、尾花沢へ。
「紅花の山形路」もシリーズもので、さくらんぼや、次回の訪問地、立石寺の山寺などの柄があります。
紅花の柄はJR東日本のイオカードにも多かった印象です。
余談ですが、最近は東日本の「みどりの窓口」のスタッフさんでも若い人だとイオカードの存在自体を知らない人が多くなりました。
今年に入っては特にですが、残額の払い戻しに大変窮した経験があります。(苦笑)
(イオカードはJR東日本の「みどりの窓口」で残額がある場合は払い戻しができますが、そもそもイオカードの存在を知らない若い係員さんだと、話がまったく通じなかったことが多いです。何件か駅をまわって、熱海駅でやっと話がわかる人がいて、手続きできました。本当にありがとうございました。)
みどりの窓口のスタッフさんにも大変手数をおかけしてしまったので、最近はイオカードは家で残額があるものがでてきたら、券売機で磁気カードを入れる部分ではまだ使えますから、おでかけの際の切符の購入で直接つかうことにしています。
とはいえ、私は静岡在住なので、めったに東日本圏内にいくことがありませんから、結局使いかけは東京のコレクターの知り合いにゆずりました^^;
オレンジカードはJRの圏内関係なく、券売機でいまだに使えるので、子供とのおでかけではいまだに重宝しております。
なお、オレンジカードやイオカードがもし家からごっそり出てきて処分したい場合は、たとえ使用済みでもヤフオクやフリマアプリで大量にまとめて売ると、私のようなコレクターさんもいるので、そこそこ値段がつくこともあります。
未使用や1穴(0のところに穴が1つだけある状態で使い切っているもの)は、穴の数が多い状態のものよりも、コレクターに好まれます。ご参考まで。